ここに飾らせて頂くのが遅くなってしまいましたが、去る2月26日はleavesのお誕生日でした。とうとう20周年を目前とした19周年。今年もまたcoolmoonさんが、心を込めてお祝いのイラストを贈って下さいました。日々の忙しさの中、いつも気に留めて下さり、本当にありがとうございます。(思えば知り合ったのは10周年の頃だったな…)
今年のイラストは囲碁盤を挟むギンコさんと化野先生。まだ寒さの残る如月の末の日ということで、奥には火の入った囲炉裏。ほんわ、と温もりを分け合いつつ、二人は囲碁の勝負を…と思いきや、おやおや盤面に十九の文字。彼らもleavesの記念日を祝ってくれているのですね。
今年の数字はそこに刻んで下さったのだな。ふむふむ…。って、coolmoonさんのことだ、また何か考えているに違いないっ。
さて、碁盤の盤面に縦横に走る線が、それぞれ十九本、であるのを惑い星は偶然にも知っていました。ヒカルの碁、という漫画が結構昔流行っていて、それを読んでいたからなんですね。でもこの絵を見た途端にパッと思い出せたわけではなくて「囲碁、19…19? 碁盤…あれ? と思って絵の中の数えられるところを数えてみて、やっぱり!」と(念のためググってみたりも)。
惑い星は囲碁を嗜まないのですが、先を読んで一手一手と進んでいくその様子は、どこか物語を書くことと似ているなと思いました。お話のすべては書き手の自由にはならず、世界観や登場人物の在り方を思い、その「ルール」に従い綴っていくのです。
囲碁の勝負において、盤面に白と黒の世界が描かれるように、私も描きたい世界の中に自分を置いて、その登場人物に心を添わせながら、これからも書いていけたらと改めて思いました。coolmoonさん、本当にありがとうございました。
2025.03.16
惑い星