2019年の惑い星の誕生日に影(ei)さんに頂いたもの。淡くて綺麗な色彩が、彼女らしくてとても素敵です。彼女の書くギンコさんや化野先生は、澄んでいて何処か無邪気で、幸せの匂いがして、昔からとても好きなんです。
この絵の中ではきっと、珍しく化野先生に蟲を見せられて、先生はわくわく、そしてギンコはそんな先生を見て「ガキみてぇな顔だなぁ」なんて思いながら、とても嬉しい気持ちになっていると思う。こうした短い時間が、彼自身意識しても居なくても、ギンコにとって、生涯の宝なのだろうと思います。
心の奥の「大切なもの入れ」に、ひとつひとつ丁寧に収めては、あんまり増え過ぎて少しばかり重くなってしまったその抽斗の中味を、ひとつでも取り出して捨てることなどできず、そしてその重みが「幸せ」というものなのだと、いつか気付いて欲しいものだと思っています。
影さん、本当にありがとうございました。
2019/09/01 掲載